勢いや成り行きでサークル代表・部長を引き受けたけど、正直辞めたいって方、いっぱいいるのではないでしょうか。
かくなる私も、「去年の俺なんで引き受けたんだ!」と新歓期間を前に悩みまくりました。
この記事では、「規模を維持しつつ何事もなく次代に引き継ぐ」
それだけを目標にだらっとやっていたのに、案外サークルが盛り上がっちゃった私がおこなった施策や行動方針を紹介します。

サークル代表は大抵春にはこんな姿に……
サークルが盛り上がるのは楽しい。でも俺がやるの?えっ?
すでに代表・部長になっている方、お疲れ様です。
引き継いだばかりの方も、これまたお疲れ様です。
恐らく始めまして。総勢30人近くの小規模文化系サークルを運営してきたSenbaです。
自分は、他に(時間的に)やれる人がいないという理由から、入って1年なのに頼み込まれてつい引き受けてしまった口ですが、皆さんはどうでしょう?
ここにたどり着き、すぐ「戻る」を押さなかったあたり「つい」で就任してしまったけど、サークル運営とかどうすれば……となっているのかと思います。
この記事はそんな方のために書きました(笑)
自分も困り、「サークル代表」とか「サークル運営」とかで検索しまくったのですが、やれ“明確なビジョンを立てる”やら、“代表としての自覚を持つ”やら……。めちゃくちゃ頑張ってサークルをガンガン盛り上げるぞ!って人向けの記事ばかり。
そんなこと聞きたいんじゃないんだよ!と困り果てたのをよく覚えています。
なので、意識高めな話は全部ポイっとほっぽって、より実践的かつ具体的、そして少し怠惰な方法を自分の経験とともにまとめました。
注:実際いい感じに施策が回ったので「サークルこれからガンガン盛り上げるぞ!」って方にも使えるであろう内容です。よかったら見ていってくださいね。
新歓期間は、SNSを活用しよう!
恐らく多くの方にとって、代表就任後初の仕事は新歓準備でしょう。特に小規模サークルの代表にとっては、新歓期間はとても悩ましい時期です。
私の場合は、LINEグループにあげた新歓ブースのシフト調整はガラガラ、引き継いだ募集用ポスターもなんかいまいちイケていない……。
正直、この時期になってから気が付きました。「代表やらなきゃよかった」と。
しかしもうとっくに後戻りはできない時期ですから、嫌でもやるっきゃない。
そんな私がまず活用したのはSNSでした。
Twitterの効果はすごかった
ところで皆さん、アナタのサークル・部活はTwitterを活用していますか?
まだ使っていないよ!って方は、新歓期間直前でも何なら期間中でもいいので、即開設しましょう。ほとんど手間が増えることなく、めちゃくちゃ宣伝になります。何人もTwitter経由で来ました。
ここでは自分が新歓に向けてツイッター上で行った施策のうち、特にフォロワー獲得や新歓で成果を挙げたものの概要を時系列順に紹介します。
詳しくは ”別記事” で解説しているのでそちらをご覧ください。
正直ここではかなり端折っているので、別記事も必見です。
あと、LINE上で行ったことについてはそのうち気が向いたら書きます。
基本的にLINEについてはどのサークルも昨年を踏襲すれば、活動維持はできますしね。
合格発表の日
SNS投稿に熱心なサークルでも見落としがちなのですが、この日は本当に大事です。
自分でもやった覚えはありませんか?合格した新入生は自分の入る大学名をTwitter検索します。
Twitterエンゲージメント(閲覧数・クリック数分析)もこの日は跳ね上がります。
#春から〇〇←大学名 のハッシュタグが大抵どの大学でも使われていると思うので、これをつけて「入学おめでとうございます!~サークルの説明~ぜひフォローしてくださいね」といった内容で投稿しましょう。
新入生たちはこの時期自分の入る大学の情報に飢えているので、間違いなく興味を持って見ます。
お気に入りやフォロワーが自然と増えますし、それがなくても“〇〇”って団体があったなと記憶に残るので新歓期間に来てくれる人が増えます。
新歓(入学)1~2週間前
サークルの紹介を何度かに分けてつぶやきます。
文章を考えるのが面倒くさい?他のサークルの紹介文をパクりましょう。
どこも結局誘い文句は似たようなものなので、少し文体をイジれば大丈夫です。
この時期も入学前で不安になっている時期なのでTwitter検索が増えます。
さらに、サークル選びを本格的に考え始め、検索する新入生もいるので、絶好の時期です。
あんまり活動がない団体でもこの時期に投稿が多いと活発に見えます。
似た内容で複数回投稿でも良いんです!とにかく2・3日に一度はつぶやきましょう。
こっちでも#春から○○のタグは忘れずに。つけただけで見られる数大分変わるので。
新歓前日・期間中
前日の内に、明日はどの教室で何時から何時までブースを開けておくのか呟いておきましょう。
「え、時間?期間中ずっと開けとかなくて大丈夫?」なんて方もいるでしょうが、朝と夕方、新入生のガイダンス時間であれば大丈夫です。(大学のルールでそうなっているのでなければ)ビラと翌日のブース開設時間をブースに置いて休みましょう。興味が少しでもある子ならまた来てくれます。
また、思ったより反応が良かったのがガイダンス時間のデータをツイートしておくこと。配布資料が多くて資料を見失った新入生の役に立ちます。半分個人的なメモとして投稿したものでしたが、ブースに感謝を言いに来てくれた子もいました。(そのまま入部してくれました)。
新歓期間後
引き続き募集している旨をツイートし、固定ツイートにしておきましょう。
結局どこにも入らずに新歓期間が終わっちゃった新入生も案外多いのです。気軽にDMくださいなど、コンタクト方法も書いておきましょう。
顔合わせで緊張する?先輩を頼っちゃえ!
さて。無事にメンバーが集まり、LINE上で顔合わせ会(或いはそれに準ずるもの)を開催することになりました。
けど、新入生の前でいろいろ説明するのって緊張しませんか?
自分は人見知りなところがあるので嫌で嫌で仕方なくて……。
先輩に来ていただきました。
実は、4月の段階では案外4年生も時間があります。また、就活相談などで大学にもちょいちょい来ている人が多いです。
予め、先輩方の予定を聞いておき、その日程を考慮に入れて顔合わせ会の日程を調整すればいけます。「お忙しい中申し訳ないですが不安で……」と言って来てもらいましょう!
ちなみに自分は段取りをすべて教えてもらった上に主な説明もほとんど先輩に投げました。先輩ありがとうございます。ホントに助かりましたm(__)m。
イベント・企画考案?後輩に出してもらおう
ここまで手間軽減のことばかり述べてきましたが、手間を減らしつつ盛り上がらせる方法に移ります。
全部上の代がやらなくても良い
やることは単純で「企画を投げる」です。
顔合わせが終わった頃、LINEグループのノートに「今年やってみたいことを教えてください」といった旨を投稿します。
その後自分で(ちょっと奇をてらった)例を出しつつ、できればいつまでに1人1個出してくださいね~。とコメント。とりあえずは以上。
恐らく最初は同期を中心に、そのあと新入生たちがイベントの企画を出してくれます。
そうなればあとは簡単。
その中からできそうなものについて次会ったときに詳しく掘り下げて聞けば、企画が一個出来上がります。部会など、集まる機会があるなら企画の詰めを全体に投げてもいいでしょう。
企画が出来上がったら、必要な係は部会・あるいはLINEで割り振る。
備品などの大学との調整が必要なものは、学生生活課などに「わからないんですけど~」と言ってどこで何を申請すればいいかなどを聞けば大抵昼休みの間には終わるかと思います。(よほど大それた企画でなければ)
これで新規企画ができれば、自分たちの提案が通ってイベントができたことで1年生は協力的になる。
新規企画の実現で就活自己PRに書くサークルエピソードも完成です。
人(サークル)によっては、そんな当たり前のことと思うかもしれませんが、それができず役員だけで頑張って苦しんでいるサークルも結構多いんですよ。
また、ほとんどがトップダウンだと、やる気のある入部したばかりの新入生もつまらなく感じます。
みんなで何かを成功させるのって、ただイベントに参加するよりも大体楽しい。
だからこそ、盛り上がるのは必然なのです。
困難は分割せよbyデカルト いい言葉です。
文化祭は3つを組み合わせるだけでいい
多くのサークル・部活にとっての一大イベント“文化祭”は、楽しいイベントではありますが、代表はやることが多くて困る時期です。
ですが、そんなに焦ることはありません。ここまでの3つの施策がうまくいってきたのであれば、同じことをすればいいだけです。
- 企画はLINEや部会で募集して、後輩や同期に投げる
- 出店の宣伝はSNSで。特に、春にフォロワー獲得できていると強い
- 人手が足らない分は先輩を頼る。秋は多くの先輩が暇しているので遠慮なく頼む
基本的に、よほど小さなサークルでなければ調整役だけでなんとかなると思います。
何なら調整役も後輩に投げて、サポートに回ってもいいでしょう。
文化祭のもろもろについては他にもかけることがいろいろありますが、気が向いたらまた書きます。サークル運営で気疲れしている人にはそろそろ重いであろう分量になってきたしね。
まとめ
一人で何でもかんでも抱え込まない!困難は分割せよ!それが、みんなで作る“組織”というもの。
代表になったからって、特別に頑張らなくたって良いと思うよ。
授業じゃなくてサークルなんだから、ふわっと楽しもう?
おまけ:そうは言っても人に頼るのが苦手なアナタに
人に頼るのが苦手だった自分を変えてくれた一冊。
自分が臨床心理士の方と話したときに学ぶことを勧められたコミュニケーションの大切な要素”アサーション”の入門書です。
どんな考え方なのかはネットを漁れば出てくるけど、この本は専門家が易しい言葉で現状確認から修得まで、新書一冊で解説してくれているからオススメ。
なかなか奥が深いから完全に身につけるにはこれだけじゃ厳しいだろうけど、知っているだけで”生きやすく”なるから入門レベルだけでも知っておくといいかも。
自己チェックのための記入部分がいくつかあるので、ガッツリ節約中の人以外は新品でどうぞ。
また、どうせ苦労して部長や代表を引き受けたなら、就活でも活かしたいですよね。
値段こそ張りますが、エピソードづくり等々キャリアセンターや就活エージェントでは対応してくれない段階から内定後までまるっとサポートしてくれるサービスがあるのでそちらもバナーを置いときます。
「上場企業から内定を貰えなかった場合に受講料を返金する」制度があり、高学歴以外の幅広い人をこそサポートしたいとのことなので就活に自信がない人に特にオススメだったり。
掲載にあたって講師の方とも少し話したのですが、とても穏やかな人だったので無料相談会も安心して受けられるかと思います。
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