おはようございます。ブログを初めて10日ちょい。連日パソコンと向かい合っているせいで初夏の青空が目に染みているSenbaです。
先日ブロガーの文章力向上に必須とされる「新しい文章力の教室」を大学の片隅で読んでいました。(hitodeさんとかもオススメしているWebライター必読の本です)
そこへたまたま通りかかった大学の教授に「良い文章の書き方を学びたいならオススメがある」と紹介してもらった本が35年前出版の古い本ながら中々良かったので内容を共有します。
現在絶版ですが、教授いわく新聞記者の中にはバイブルにしている人が多いそうですよ。
カンカラ作文術とは
昭和、激動の時代に刑事事件記者として活躍した山崎宗次さんによる作文術です。本は作文中級者を上級者へと引き上げるための内容でしたが、私のような初級者も活用できる内容でした。
著者:山崎宗次
毎日新聞の名物記者で、昭和のNHKドラマ「事件記者」内では「山ちゃん/山さん」と呼ばれる登場人物のモデルにもなったほど有名な人です。
心動かされる鮮やかな文章に定評があり、自ら開いたマスコミ志望者向けの文章教室”山崎塾”からは沢山の新聞記者が輩出されました。
31年前没の方なので私は存じ上げませんでしたが、皆さん知っていましたかね?
カンカラ作文術とはどんな文章術か
カンカラ作文術は著者が編み出した効率的に良い文章を作り出す文章術です。
「カンカラコモデケア」の頭文字をもつ7つの要素を文章に盛り込むことで人の感情をグラグラと揺さぶる文章になるのだとか。
35年前出版の本な上、現在は絶版しているので中古でしか手に入りません。
自分は運良く借りて読むことができましたが、ネット販売にもほとんどない(19/5/8現在)ようなので、ざっくりと学んだ内容を共有します。
ちなみに、中古で市場に出たときの相場は少なくとも3000円以上。元値700円なのに。
カンカラコモデケアの解説
では、「カンカラコモデケア」で表される7つの要素とは一体何なのでしょうか。一つ一つ解説していきます。
「カン/感動」

Free-Photos / Pixabay
“書き手が”心動かされた経験を盛り込むと読者も文に引き込まれるという文章の基本。
商品紹介でも性能だけを比較したページよりも、「こんな点がすごく良かった」と使った経験を紹介した上で性能も比較したページのほうが「欲しい!」ってなります。
「カラ/カラフル」

geralt / Pixabay
5感の情報を混ぜると文章から具体的な情景を想像するので記憶に残りやすいのだとか。
読書ならともかく、薄暗い部屋でカチカチネットサーフィンしている時とかいちいち一文一文熟読なんてせず、流し読みで情報だけを拾いがちですよね。
そこにパッと情景描写が入ってくると、否応なしに文章を具体的な形で想像します。
“紹介されている魅力的な商品を使っている自分の姿”を想像し始めると、買いたくなっちゃいませんか?
「コ/今日性」
旬な話題をいれると文章に新鮮さを感じるという話。
正直現代のブロガー的には少し難しいように思います。書いた文章は大抵しばらく後、Google検索で上がってきてから読まれますから。
特に始めたばかりのブロガーだと検索結果への反映って遅いんですかね?自分なんてGWはじめに書いた記事がまだ出てこない……。
閑話休題。
それでも検索1ページ目に【2019年5月更新!】とか記事名に入っている記事が多いあたり、盛り込む人は多い印象です(そして人の目を惹く効果も高い)。
そして、定期的にタイトルをリライトして上位を維持するのでしょうね。
「モ/物語性」
(パワポの楕円図形のみで作られた手抜きひつじの分身劇)

文章はストーリー仕立てにすると伝わりやすいんだって。

文章って人が読むものだから、人情味あふれる文章は惹かれるよね。

アフィリエイターの人は魅力的な文章とクローラー(SEO)対策と両立させていてすごいよね、俺にはまだ難しいや。

自分みたいな初心者は、吹き出し形式に頼るとやりやすいのかも……?
「デ/データ」

TheDigitalArtist / Pixabay
データ、特に具体的な数値を含むものを必ず入れるべきという提言。
Gooリサーチの調査によると、インターネットユーザーの41.2%が「Web 上で閲覧した情報が間違っていた経験がある」と回答しています。
ブログという媒体で情報発信をしている以上、基本的に“ええー?ほんとにござるかぁ?”と疑いの目で見られていると考えて記事を書くべきなのでしょうね。
同調査によると、ニュースサイトや企業運営サイトは比較的信頼されているとか。それらから引用をしたり、データを借りてリンクを張ったりすると良いと分かります。
「ケ/決意」
強い思いが入っているか。
筆者の強い思い・決意表明は人を動かすから、特に感想では盛り込むべきだそうだ。
自分は生来ドライよりの人間だけど、モノを書く以上文章で人の感情を動かしたい。
(そしてあわよくば収入を得たい)
ライティング技術、特に感情をうまく伝えて動かす術を学んで感動を臨場感もって伝えられるように俺はなる!
(そしてあわよくば収入を得たい)
「ア/明るさ」

jplenio / Pixabay
暗くて読むのが辛い文章なんて誰も読みたがらないから明るく書こうって話。
とにかく明るい文章(✓今日性アウト)にすることでストレス無く楽しく読むことができますよねっ!
暗い話題でも、暗くなりすぎず語ることで読んでもらいやすくなるのだとか!
ただし、基本的に信頼されていないブログはデメリットなどの悪い点もきっちり書いたほうが信頼できます。プロブロガーの方たちはどう折り合いつけているのでしょうね。
まとめ
私はこれまでのページを見れば分かる通り、あまり文章が得意な方ではありません。
それでも今回は「カンカラコモデケア」をいれたことである程度文章は形になっているのではないでしょうか。
皆さんも試してみてくださいね。
おまけ
書評って本のAmazon・楽天リンク貼ってなんぼのものだと思うのですが、絶版本なので置けないんですよね……。
その代わりと言ってはなんですがよかったら、タメになった!って人は私のTwitterをフォローしてくれると嬉しいです。
ブログ始めたばかりで知り合いが全然いないんですよ……。
怪しいアカウント以外は即フォロバしますのでよろしくおねがいします。
絡みに行くかもです。(しばらくフォロバなかったら、しろって連絡ください)
コメント
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