久米川駅周辺から見た東村山エール飯の現状と問題点

外出自粛により大きな打撃を受けている飲食店を支援するため始まった東村山エール飯

各SNSで取り組みが広がり、現在では毎日多数の投稿がされています。

また、様々なブログマップアプリなどが有志によって作られ、テイクアウトを行っているお店を知る手段も増えてきました。

しかし、まだ「お店を探しにくい」という声があったり、大本となっている別府エール飯と比べると投稿数が半分程度に留まっていたり(Instagram)など、改善の余地はあるかと思います。

今回、市内で最もエール飯が盛り上がっており、参加店数が多い久米川駅周辺を散策しながら現状の問題点を洗い出しつつ、こうなったらいいのにと思った点をまとめました。

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ポスターは全店に貼られていてほしい

Part2で紹介したHACHIさん。多くの張り紙があるものの、エール飯の張り紙は遠目でも目立つためテイクアウトできることがすぐわかる。

公式サイトからダウンロードできるほか、コンビニでもプリントできるポスター。

しかし、このポスターをテイクアウトを実施しているお店すべてが貼っているというわけではなく、ざっと見た感じでは半分から3分の2程度のお店に留まっています。

増えてほしいと感じた理由は以下の2点です。

テイクアウトを活用する母数が増える

現在、外出自粛によって多くの人の行動の選択肢から飲食店は最初から外れています。

仕事に行く最中やスーパーに買い物に行く最中に店の掲示をじっくりと見る確率が普段より大きく下がっているので、SNS以外でのエール飯の活動周知自体がうまくいっていないと考えられます。

実際、モザーク通りやウィング通りをふらふらしながら人の動きや目線を見たところ、飲食店に目を向ける人はほぼいませんでした。

テイクアウト実施の紙も、風景と同化して認識されていないのではないかと思います。

しかし、このポスターが町中にもっと増えればどうでしょうか。

あちこちで視界の端に入ってくるポスター。

最初は意識の外にあっても、見れば見る分だけ気になって近寄って読む人が増えるのでエール飯の存在が広く周知され、テイクアウトを利用する母数が増える効果が見込めます。

テイクアウトを行っているお店の見分けがつきやすい

テイクアウトを開始した居酒屋さん。いつも何かしらポスターを張っているため、最初通った時にはテイクアウトの張り紙に気がつかなかった。

基本的にA4の紙に細かい字で書かれているため内容を読むには一苦労するものの、一度ポスターを読んだ人やエール飯の存在を知っている人は特徴的なデザインのポスターを元に遠くからでもそのお店がテイクアウトを実施していることがわかります。

現在、各店で様々な形式でテイクアウト開始を周知しているものの、統一感がないため近寄ってじっくり見ないと普段のメニューなのか、テイクアウトのお知らせなのか、はたまた休業や営業時間短縮のおしらせなのかわからないのが現状です。

テイクアウトのお店を探している客に対して、まず遠目でもわかる統一の目印としてポスターを活用し、その横にメニューや営業時間を掲示すると人を呼び込みやすいと思います。

飲食店ではないのにも関わらず、活動の周知をしている丸山書房。自粛中にも行くであろう場所に掲示が増えると効果は大きい筈。

小中学生の親にもっと周知できないか?

今、テイクアウトを一番必要としているのは、給食がなくなったり家にいる人数が増えた分、食事を作る回数や量が増えた子育て世代かと思います。

現在、小中学校では週1回の投稿もなくなったことにより、メーリングシステムやアプリ、学校公式サイトを通じて情報共有をしているようです。

公立学校に呼びかけてもらい、東村山では少なくない数の飲食店がテイクアウトに移行していることを通知で送ってもらうことができれば広く周知できると思います。

お店の最新情報はFacebook以外でも出してほしい

MAUとは一か月にそのSNSを開く人数。Facebookの利用率は非常に低い。

テイクアウト実施店舗をまとめた際に気が付いたのですが、SNSを利用している多くのお店は最新情報をFacebookのみで更新しています。

ただ、上の図表の通りFacebookを日常的に使用している人、さらに言えばアカウントを持つ人は非常に少ないです。

情報を見るためにログインを要求されたりするとそれより先に進んで見ようとする人は大きく減ってしまうので、どこかできる店舗だけでも統一で最新情報を更新する媒体があればと思いますが……現状では難しそうです。

利用者数が多く、写真の有無を問わないためFacebookと同じ要領で利用できるTwitterにFacebookに載せた内容をコピペして投稿すると情報が広まりやすいように思います。

また、休業情報や再開情報について広まらないのは致命的です。

エール飯公式サイトあたりに掲示板でもあれば共有しやすくなると思うのですが……。

2日前に記事で紹介したこのお店は、休業となっていました。SNS上では休業の情報が見つかりませんでしたが……。

 

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