4月現在、学校給食の停止や飲食店の休業によって牛乳の需要が大きく落ち込んでいるのは連日のニュースから耳にしたことがあるかと思います。
しかし、以下のニュースからもわかる通り乳牛のピークはこれからであり、相手は生き物であるため生産量を抑えることもできません。
このままでは牛乳を廃棄したり、まだ何年も牛乳を出すことができるはずの乳牛をと殺する事態になるといわれています。
【ピンチ】「牛乳1本多めに買って」農水省が協力要請https://t.co/GaeKAaxWdq
飲食店休業などで需要が大幅に落ち込んでおり、生乳生産がメーカーの製造能力を超えるおそれがあるという。ピークを乗り切れば危機を回避できるとし、買い物の際に普段より1つ多く購入してほしいと呼びかけている。 pic.twitter.com/bmOvqEknZy
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 21, 2020
そこで、農林水産省などはピークが過ぎるまで牛乳や乳製品を普段の買い物に加えてもう一つ買ってほしいという呼びかけ、「プラスワンプロジェクト」を推進し始めました。
とはいえ、牛乳を普段の倍飲むというのもなかなか大変ですし、ヨーグルトも毎日となるとちょっと高くて手が出にくい人も多いのではないでしょうか。
私は学校給食の停止で牛乳消費が呼びかけられて以降、ヨーグルトを牛乳から作ることで牛乳をたくさん消費するようにしています。
皆さんが思っているよりずっと簡単(1~2分!)かつ洗い物なしでできますし、特別な道具や特殊な種菌がなくてもできます。
さらに、コロナに効く……かは分かりませんが、使う乳酸菌によっては基礎的な免疫力の向上にも役立ちます。(今回材料として挙げているR1のシロタ株は、NK細胞を活性化させることで免疫力向上に役立つとされています)
また、発酵によって乳糖が消費されるため、乳糖不耐症でも牛乳に比べて多く消費できるという利点もあります。
一般的に売られているものと比べ、ミルク感強め、酸味控え目のおいしいヨーグルトができるので、ぜひ試してみてください!
必要なもの
・牛乳1000mlパック(表示が加工乳や乳飲料ではなく、牛乳となっているもの)
150円くらいの安い牛乳でも高い牛乳でもあんまり味は変わりません。安いのでいいと思います。
・R1 ドリンクタイプ
あまり量は必要ないので112mlで130円くらいのやつで大丈夫です。ドリンクでも固まります。
一応、時期が時期なのでいつも行っているお店にあるかわからない方向けに通販サイトのリンクも貼っておきますが、よほど安い時以外一本あたり150円超えてしまうのであんまりお勧めしません。
大抵どこのお店にもおいてありますしね。
・暖房器具 または ヨーグルトメーカー
ヨーグルトメーカーがあると便利だそうですが、正直なくても美味しくできます!
暖房器具はコタツ・電気毛布の二つがおすすめです。時期的にまだ仕舞ってないけど使ってもいない人、多いんじゃないですかね?
ヨーグルトメーカーは下にあるようなアイリスオーヤマ製3000円ちょいの安いものもあるので、暖房はエアコンやストーブ派の方は買ってもいいかと思います。
ローストビーフや温泉卵が作れるって話も聞くので、料理好きならなおさらですね。
ただ、私が代用品として使っている以下の電気毛布なら2000円ちょいかつ電気代一回作るごとに数円程度で済むうえに暖房器具としても使えるので正直こっちをお勧めします。
ちょうどシーズンオフでお安くなってますし。
この三つがあれば大丈夫です。
作り方
- 牛乳パックを開け、コップ一杯分を注ぐ。 常温に戻すとうまくいきやすいという話もありますが、買ってきてそのままやっても今のところ毎回成功しています。
- 牛乳パックにR1を全部入れ、牛乳パックを閉じる。 R1に入っているシロタ株は通気嫌気性と呼ばれ、酸素の有無にかかわらず増えるので万が一倒したときに備えて密閉したい方はしても大丈夫です。私は寝ている間に発酵させているので口だけ閉じてそのままです。
- 電気毛布ならぐるぐる巻き、コタツなら中に入れて6時間~12時間程度放置。
上のリンクで紹介した型の電気毛布なら中より強に近いくらいの温度設定で底も含めてぐるぐる巻きにした上で、何かで軽く縛るとうまく温まりやすいです。コタツならちょっと暖かいくらい、ヨーグルトメーカーなら説明書に従ってください。ちょっととろみがついていれば、冷蔵庫の中でも発酵が進むので大丈夫です。
- 冷蔵庫でしばらく寝かせる。
発酵が冷蔵庫の中でも進むので、だんだんと固く、少しずつヨーグルト特有の酸味も出てきます。
この時、より早く固めたい場合は砂糖を少し入れます。
酸味が苦手な方は砂糖は食べるときにのみ入れ、また、早めに食べきることをお勧めします。
さらにもう一回
こうして作ったヨーグルトを最初に投入したR1の代わりに牛乳パックに入れることで、R1代を浮かせてもう一回作ることもできます。
ただし、私は出来の良しあしに関わらず3回に一回新しいのを買って入れているので体験したことはありませんが、回数を重ねるほど他の菌が増殖するリスクが上がるという体験談もあるようです。
1度目に作った時の味をしっかり覚えておいて、味やにおいが大きく違うと感じたら作り直しましょう。
コストとしては、130円プラス150円で1000ml、R1ドリンクタイプ換算で一回につき1000円は浮いている計算となるので作り直しても十分元は取れます(笑)
まとめ
手軽に安く美味しく健康になれ、さらに社会貢献までできる自家製ヨーグルトづくり。
コスパがすごくいいので、ホントにおすすめです!
ちなみに私はバニラアイスとジャムを混ぜて食べたり、写真にちらっと写っているメロンのお酒やカルーアと混ぜてWeb飲み会で食べています。
できたては酸味がほとんどないので、お酒と相性抜群ですぐ消えていきます(笑)
(3時間でまるまる一本消えました)