きっかけは料金の払い忘れ
2018年12月31日。ガキ使と紅白を交互に見つつ、ニコ生でFateをみる大晦日を終えた私は、薄暗く肌寒い夜の中友人と初詣に行きました。
ここまでは例年通りなのですが、異常事態が一つ。スマホが使えない。
最初は“格安SIMだし、あけおめツイートに耐えきれなかったのかなぁ”と思っていた私ですが、2019年1月1日、寝て起きても朝になっても改善しない。あれ?
3ヶ月位未納をやらかしていた
母に相談してみると、そういえば請求書みたいなのはがきで届いていなかったけ?とのこと。
ここで気がついた。
“そういや料金払ってなかったわ”と。
金銭的に苦しいとかそういうのではなく、契約を母のクレジットカードでしていたのですが、カードが期限切れになった後自動的にコンビニ払いになっていたんですよ。
コンビニ払いなんて実家暮らしの大学生は普段やらないですから、届いた請求書とか完全に存在忘れますよね。
普通はここですぐ別のSIM契約をするのでしょうが、しかし文系大学生の1月はソシャゲイベと試験勉強の1月で、SIM登録なんて面倒なわけです。
- 家でも大学でもWiFi使えるし、無くてもなんとかなりそう
- (2月~3月は)春休みだし、出不精な自分なら大丈夫な気がする
- スマホ中毒が改善されるのでは?
料金比較して云々カンヌンが面倒だった私は、それ以来あれこれと上記のようなやらない理屈をこね回し、現在でもSIM契約をしないで生活しています。
今日で4ヶ月経ったので、その結果を報告します。
条件さえ揃っていれば案外快適なものですよ。
※一応注意書き:Wifi環境下ではガンガンスマホ使っています。
案外快適!SIMなし生活のメリット
始めたときは、自分でもすぐ不便さに音を上げると思っていたのですが、意外とメリットが多くてズルズル続けちゃってるんですよね。メリットは色々有るので順に紹介。
メリット1:朝の集中度が段違いに上がった!
一番大きかったメリットがコレ。1限から授業に出ても、眠気でうとうとすることが減りました。何なら、1日全体で眠気が抑えられている気すらします。
SIMなし生活で朝変わったことといえば、1時間の電車通学中にスマホをいじることがなくなったくらいなのですが、すごい変化でしたね。
朝のぼんやりした頭でTwitterやら検索やらで頭に情報入れまくるのは、自覚できていないだけで脳に相当な負荷がかかっていたみたいです。
え?別にSIMあったってスマホの電源落とせば良いんじゃないかって?
コレが違うのです。
以前、スマホ中毒を“どげんかせんといかん”思って通学中イジらないチャレンジしたこともあるのですが、使えるけど使わないのってストレスかかるんですよね。
あれこれ検索したいこととかも頭に湧いてきます。
ですが、そもそも使えないってなると、そんなこと考える気すら湧きません。
メリット2:読書時間が増えた
とはいえ、スマホなしで電車通学往復2時間っていうのは、なかなかに退屈です。
自然と本を読むようになります。
しかもゲームのイベントがあろうが否応なしに平日は毎日2時間のまとまった空き時間ができるわけですから、次々と読めちゃうんですよね。
大学図書館に帰りに寄って、気になった本とか借りて読み漁る生活になりました。途中で春休み入ったので、1月中と4月後半だけですけど。
しかも、家にいるときと違って、スマホの誘惑がないのでガッツリ集中して読めます。
“読書習慣つけたいなぁ“って人にもSIMなし生活はおすすめです。
メリット3:計画的に生活できるようになった
朝と夕方の時間が空くので、今日や明日にすることを考える時間が取れます。
メリット4:これまで見落としてきた情報に気がつくようになる
吊革広告とか、結構面白そうなイベント情報とか載っていたりするんですよね。
スマホが封印されたことで、いかに自分が画面しかみていなかったか認識できます。
メリット5:煩わしい連絡を断てる
TwitterはちょくちょくみるけどLINEの返信は面倒に感じる性質でして、日常的に既読しない無視(内容は通知欄で把握)をします。
当然”なんで返信くれなかったの”的なことを言われることもしばしばありまして、しかし「ごめん、LINE見てなかったわ」というのは、この人類総スマホ依存時代にはなかなか通じにくい言い訳です。
それがどうでしょう。「携帯会社と契約していないから外じゃ見れないんだよね」と電波の立っていない画面を見せるだけで納得して追求してこなくなります。便利ですよ。
ここが不便!SIMカードなし生活のデメリット
メリットがあれば当然デメリットもあります。そりゃこんな多機能ツールを使えない状態になるんですからあたりまえですよね。でも、結構困ったシーンは少なかったり。
デメリット1:待ち合わせのとき、不安になる
事前に集合時間を連絡しとけば集合自体にはそんなに問題ないのですが、友人がちょっと集合に間に合わないと“今日来られなくなったのかも”と一気に不安になります。
対策は家出る前にしっかり確認の連絡をしておくことですかね。
あと一応、都内の主要駅や地下鉄、あるいはコンビニが近くにあればフリーWi-Fiが使えるので非常事態が起きたときでも待ち合わせで会えないような事態はありませんでした。
デメリット2:割引サービスが使えないことがある
飲食店なんかでよくやっている、メルアド/友だち登録で割引になるキャンペーンの類はできません。まぁ、自分の場合は飲食店に行くことがあまりないので対して困りませんでしたが、人によっては大きなデメリットになりうると思います。
あと、当然PayPayみたいなネット決済は使えません。要注意。
デメリット3:結局スマホ使用時間は短くならない。
UBhind(スマホ使用状況計測アプリ)を以前から入れていたので確認したのですが、結局総使用時間はそこまで減らなかったです。(自分の場合)
ソシャゲのイベ周回にかかる時間が減るわけじゃないので当たり前っちゃ当たり前なんですけどね……。少しショックでした。
SIMカード無しでも生活できる人の特徴とは?
もうスマホはライフラインと化していますから、SIMなし生活できるひとも限られてきます。しかし以下の条件に当てはまっていれば、チャレンジして見る勝ちがあるかと思います。
家以外でもWi-Fi環境が整っている
コレは必須。インターネットなしの生活は流石にキツイでしょう。
自分がこんな生活をできているのは、主な外出先の大学やバイト(インターン)先にインターネット環境が整っていたからだと思っています。
スマホ断ちをする動機がある
格安SIMであれば一ヶ月1000円しないでスマホが使えるわけですから、金銭的動機だけだと長続きしないと思います。
いざという時には人に頼る事ができる
道に迷ったときとかに人に頼れるメンタルがあれば、ネット環境がないことによるちょっとした不便ってだいたい何とかなります。
バイト(仕事)でスマホを使わない
まぁ、当たり前ですね。ちなみに自分の場合は当てはまらないのですが、大学から職場まではフリーWi-Fiが整備されている地下鉄を使っているので問題ありませんでした。
まとめ
自分は平成がそれなりに経ってからの生まれなので携帯のない生活ってなかなか想像しにくいのですが、親世代は普通に携帯無しで生活していたんですよね。
今でも持っていない高齢者なんかもいるわけですし、なければないで何とかなります。
契約更新の時期なんかに1週間くらいお試しでやってみるのも良いかもしれませんよ。
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